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2023.4.3

五條市議会議長の不信任決議案を賛成多数で可決、職員組合幹部を呼び出し恫喝

 前市議同士の激しい一騎打ちの前哨戦が展開されている任期満了に伴う五條市長選(4月16日告示、23日投開票)で、五條市議会の吉田雅範議長(自民党)が、勤務時間中の市職員組合の幹部を自由民主党五条支部に呼び出し、自身が支持する立候補予定者が市長になった場合「お前冷や飯を食わなあかんさかいな」などと発言していた。これを受けて議会は吉田議長の不信任決議案を賛成多数で可決した。(以下に発言内容)

 太田好紀市長(61)が3期の満了を持って勇退することを受けて市長選は、前市議の養田全康氏(44)と、同じく前市議の平岡清司氏(60)が立候補を表明。両者、一騎打ちの激しい前哨戦が展開されている。
 吉田議長は、同選出馬を前に自民党入りした平岡氏を支援する立場で、職員組合の幹部が養田氏を支援していることを耳にしたため、勤務時間中に組合幹部を呼び出し「仮に養田が上がればそれでええ、せやけど平岡がなった場合には、お前冷や飯を食わなあかんさかいな」などと発言。
 この発言は恫喝(どうかつ)として、市議会3月定例会で問題になり、吉田議長は「公務員の選挙運動について注意をしたまで」と弁明。しかし「議長の品位に欠く」「公平公正な立場で職務を遂行していない」などと批判があり、市議の山口耕司氏が議長不信任案を提出。4対3でこれが可決された。



吉田議長の発言内容

【職員組合幹部】
 こんにちは●●です。すいません議長。ちょっと現場出てまして。

【吉田議長】
 自分が、養田の応援をしているということが耳に入ってきている。それを間違いないかって言ったら言われたということやったんえ。ほんで■■さんに頼まれてしとるもんか、自分、おまんが個人でやっとるもんか、それは俺にもわからへん。
 せやけど職員、公務員やさかいに、そういうことをしとると、仮に養田が上がればそれでええ。せやけど平岡がなった場合に、お前冷や飯を食わなあかんさかいな。
 今は俺にしか分からへんけども。まぁ、平岡の耳には入らへんやろけど。せやけどちょっと言うとこと思って。そういう事実はあったんかい、なかったんかい。

【職員組合幹部】
 えぇとね。職員組合の今僕、役をしてるんですけども。上から、連合とか自治労奈良からきとるんです。そういうふうに。僕個人とかそんなんではなくて。

【吉田議長】
 組合員できとると。

【職員組合幹部】
 そうなんです。僕ら公務員なんで個人でということではなくてです。

【吉田議長】
 まぁ、俺はまぁいいけども。自民党で平岡応援して、で、その中で俺がいつでも言うてきた、どうして五條市だけが地域手当がないんやと。もし平岡が当選したらな、俺かって考えたってくれよという話はアイツにしとんやけど、何パーセントの数字でもおっきなってくるやろ。
 労組の中でそないゆわれとるんかしらんけども、あんまりそういうことを、はたいて言うってことは。

【職員組合幹部】
 労働組合の中で他に執行委員とかもいるんで。相談して、はい。こういうことあったと。

【吉田議長】
 こんで気をつけるようにな。

[ 続きは紙面でごらんください ]



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