奈良県内の政治経済情報を深掘

2022.7.10

【奈良政経新聞速報】自民佐藤氏が当選確実、静かに2期目に意欲

 第26回参院選挙は10日投開票され、奈良選挙区は自民現職の佐藤啓氏(43)=公明推薦=が他候補を退け、2期目の当選を確実にした。安倍晋三元総理が奈良県で街頭演説中に銃撃で死亡する事件を受けて佐藤氏の事務所は、万歳や花束贈呈などは自粛し、静かに当選をかみしめた。佐藤氏はあす11日、上京し安倍元総理に結果を報告する。
 佐藤氏の事務所では、一般の支持者を入れず、選対本部の関係者のみで開票を待った。その一方で多くの報道陣が詰めかけた。開票が締め切られた午後8時、当選確実が伝えられると、佐藤氏が姿を見せ、関係者に選挙中の支援に対し謝辞述べた。
 その後の記者会見で佐藤氏は「毅然とした外交と安全保障、物価高への対応や、コロナ前の経済を取り戻すために全身全霊で仕事をしたい」と語った。
 安倍元総理が銃弾に倒れたことについては「悲しくて言葉にならない。このテロに怯むことなく勝ち抜こうと戦い抜いた。安倍元総理は政策実現に向けて戦い抜いた政治家。まだそのレベルに達していないわたしが意志を継ぐなどはおこがましいが、ご指導を受けたこと、情熱を注がれた憲法の改正に向けて微力ながら努力したい」と静かに語った。

menu
information