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2021.7.26

コロナ禍の奈良市議選 各陣営、知恵絞った選挙戦略

 コロナ禍の選挙戦、SNSを重要視―。11日に投開票され、39議席をめぐって47人が立候補した奈良市議選は、各陣営でさまざまな戦略が見られた。集会や演説会が開催しにくいコロナ禍の中、いかに政策や未来ビジョンを有権者に届けるかがテーマの選挙戦になった。SNSのフル活用や、キャッチフレーズの簡略化など、各陣営が知恵を絞った選挙戦略を掘り下げる。

■自民苦戦  新型コロナ対策やオリンピック開催の是非などについて政権与党の自民党の公認、推薦候補には逆風の選挙戦になった。一人の候補は「予想していたものの、ここまでとは」と語る。  公認候補はポスターや、奈良市では今回から初となった法定ビラ(選挙期間中4000枚使用可)で「自民党」のロゴをできるだけ小さくするなど、党派で戦うことを避けたが、公認、推薦候補が下位当選、また現職1氏が落選する苦しい結果になった。


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