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2020.11.8

【速報】下市町長選 現職の杦本(すぎもと)氏が1862票を獲得し、99票差の激戦を制して3選

  現新2人が立候補し8年ぶりの選挙戦になった、任期満了に伴う下市町長選は、杦本(すぎもと)龍昭氏(74)が1862票を獲得し、99票差の激戦を制して3選を果たした。投票率は前回(平成24年)の81・45%を下回り、78・80%だった。当選した杦本氏は同町善城の事務所で「協力し合い、住民のため、そして次の世代のため、一丸となって頑張らせていただきたい」と語り、集まった支持者らと勝利を祝った。 同町長選は新人で元町議長の前垣昇司氏(58)=無所属、自民推薦=、現職で3選を目指す杦本(すぎもと)龍昭氏(74)=無所属=の2人が過疎化や少子高齢化が進む中での町の活性化や産業振興策などを巡り舌戦を繰り広げた。 希にみる僅差で3選を果たした杦本氏は、同町善城の選挙事務所に集まった支援者らを前に「最後までハラハラドキドキの選挙だった。批判票を真摯に受け止め、このミゾを一日も早く埋めて町を前に進めなくてはならない。仲間が協力し合い、住民のため、そして次の世代のため、一丸となって頑張らせていただきたい」と、力強く当選の喜びを語った。 また、99票の僅差で落選した前垣氏は同町下市の選挙事務所で「多くの皆さまにご支持をいただいた結果、わたくしの至らぬところで残念なことになったが、この町の将来、新しい風を吹かさないといけない、このままではいけないという熱意をもって多くの仲間と戦ってきた。今後もその熱意は持ち続け、この町のことや地域社会のため、できることを行っていきたい」と集まった約200人の支援者らの前で敗戦の弁を語った。



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