奈良県内の政治経済情報を深掘

2020.3.23

墨伝える新たな手段

 創業150年余の老舗「錦光園」(奈良市三条町)の7代目・長野墨睦さん(42)は、筆記用具としての墨の利用の門戸を広げようと、書く以外の要素に着目した香りと見た目を楽しむインテリア置物「香り墨Asuka」を考案し販売している。教育現場でも墨を磨(す)る機会が減っている中、今年から学校の子どもたちへのアプローチも考えている。業界の未来を守ろうと「墨守(ぼくしゅ)」をテーマに、日本文化を次の世代へ残そうと挑戦を続ける。


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