全国で２番目に多い国宝、重要文化財の建造物を有する奈良県は、これらを火災から守る「文化財防火条例」の制定を目指すことを明らかにした。警察や消防、地域とともに防火に取り組む内容の条例案をまとめ、早ければ来年２月の県議会に提出する考えで、遅くとも来年度中の制定を目指す。今年10月、沖縄県の首里城の火災を受け、県文化財緊急防火対策強化会議で荒井正吾知事が条例制定の考えを明らかにした。

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