2026.3.16掲載 コラム「而今」
二月堂の火の粉が春を呼びこむ「お水取り」が終わり、気温も日に日に上がってきた。毎年誰もが待ちのぞむ桜の開花も、もうまもなくだろう▼吉野山をはじめ県内には数多くの桜の名所があり、多くの人が訪れる。県の観光データ「見える化」推進事業実施結果報告書によると令和5年月別解析で、桜の季節に限り吉野エリアに、年間通して集中する奈良公園エリア内の観光客が訪れている▼桜を使ったイベントは各地で実施。五條市では昨年から上野公園で新たにライトアップをスタートし、二見地区かわまちづくりにも堤防沿いに桜並木の整備を目指している▼その一方で問題になっているのが、県内でも被害エリアが拡大し、桜を壊死させる「クビアカツヤカミキリ」だ▼県ボランティア隊員が日々、駆除活動を実施。自治体によっては減少した地域もあるが、令和2(2020)年度で被害報告本数が69本だったものが、今年度2月6日現在で1888本になった。何もせず待っているだけでは、地域によっては桜が無くなる可能性もある。 (梅)
