奈良県内の政治経済情報を深掘

2026.1.19掲載  コラム「而今」
 この底冷えする大寒のころに仕込む酒を「寒造り」といい、江戸時代に確立された。低温のため、酵母の発酵速度がゆっくりと進み、酒が旨く仕上がるとされる▼風雲急の衆院解散。2月8日投開票の日程が軸で調整されている短期戦に。不意打ちをくらった野党は連日「自分勝手」「最優先の経済対策の後回し」などと批判を強めている▼〝不意打ち〟は海外でも。年始に米国がベネズエラを大規模攻撃し、マドゥロ大統領と妻を拘束した常在戦場は政治の常。総理権限の衆院解散に対して「自分勝手」と叫んでいる野党に未来はなかろう▼この混沌とした国際情勢の中、日々、わが国の領土、領空、領海は犯されている現実もある。この状況の中「物価高対策」だけを叫んでいるようでは「日本は平和ボケ」と海外から揶揄され続けるのではないか▼大寒の衆院解散。改選後はぜひ与野党ともに〝旨い〟国政に仕上がることを期待したい。しかしその味わいにできるのは有権者。批判だけか、未来を描けているか、候補者と公党を見極めなければならない。      (染)
menu
information