奈良県内の政治経済情報を深掘

2022.7.25掲載  コラム「而今」
 家庭や職場、それぞれの地域など、人と関わるところには、自然とそうしなければならない、「不文律」が存在する▼野球でいえば「捕手のサインを盗み見ない」「三振を奪ったときや、スリーアウトを取ったときに過度にガッツポーズをしない」など、ルールブックには書かれていないが、守らねばならないこととして認識しなければならない▼暗黙のルール、暗黙の掟とも言われるが、明言されたものではないため、思い込みの部分もあり、どこかでしっかりと確認をしない限り、全くズレのない認識を得ることは難しい▼人のイメージから模型を作りだす企業の代表は「しっかりとコミュニケーションをとることが重要」と話す。そうすることで、完全に一致までいかずとも〝納得〟してもらえるイメージに近づけられるそうだ▼自分の経験として、取材をする中で、一方の意見を聞くだけで原稿を書いたことで上司の怒りをかったことも。誰一人取り残すことのない世界を目指すというようになった今、まず必要なのは、自分の考えを伝え、思い込みを無くすことだろう。 (梅)
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