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2021.3.15掲載  コラム「而今」
 季節の変わり目は、なぜか体がだるく重たく感じる。そんな時、ニンニクの効いた餃子(ぎょうざ)が食べたくなるのは、疲れを取る効能があるからだろう▼餃子で有名な全国の都市では毎年、熱い戦いを繰り広げている。総務省が2月5日に公表した2020年の家計調査によれば、浜松市の世帯当たりの餃子購入額が2年ぶりに日本一となった▼長年のライバルである宇都宮市や、上半期首位をキープした宮崎市を僅差で上回った。調査対象はスーパーで購入した調理済み商品などで、冷凍食品や外食は含まない▼それにしても、餃子の皮に包まれているニンニクにはつい惹かれる。餃子の有名チェーン店のみならず、ラーメン店に行けばニンニクの容器がテーブルに並ぶ▼ニンニクは全身の細胞をいきいきさせ、皮膚の老化を防ぐ。また、血管を拡張して血行を良くし、皮膚の新陳代謝を活発にして、美肌を保つ。女性が目敏いのもうなずける▼とはいえ、ニンニクの摂りすぎには要注意。腸内の善玉菌まで殺してしまい、腹痛や下痢、便秘などを引き起こしてしまっては元も子もない。 (寺)
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