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2024.5.12

【奈良政経新聞速報】三つ巴の宇陀市長選、現職の金剛氏が大差で再選

 任期満了に伴う宇陀市長選と市議選は12日投開票され、市長選は現職の金剛一智氏(67)=無所属=が元職、新人の2氏を大差で退けて2期目の当選を決めた。金剛氏は「自分にとっては大きな意味を持つ選挙だった。2度の不信任案という過去の混乱を招いた時に絶対戻してはいけない。前へ、未来を切り拓く宇陀の将来のための選挙だった。この思いが通じたことをうれしく思う」と、当選の喜びを語った。
 宇陀市榛原篠楽の金剛氏の選挙事務所には、投票が締め切られた午後8時から順次、吉報を確信した支持者や近隣首長が訪れ、降り出した雨が強まる中でその時を待った。
 午後10時、元職3000票、新人1000票、金剛氏が1万票以上と、2回目の開票状況が選管から伝えられると、雨音がかき消えるほど集まった支援者の歓声と拍手で沸き、万歳を三唱。金剛氏は支持者らに喜びを語ると共に「ここからです」と、宇陀の発展を誓った。


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