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2021.6.20

【奈良政経新聞・速報】大和郡山市長選、現職の上田氏が6選

 現職と新人による一騎打ちになった、任期満了に伴う大和郡山市長選は20日投開票され、現職の上田清氏(69)=無所属=が、1万6157票(得票率57・7%)を獲得し、新人で元大和郡山市議会議員の北門勇気氏(40)=無所属=を破り、6選を果たした。投票率は39・81%で前回(43・19%)を3・28%下回った。
 開票作業は午後8時から行われ、同9時12分ごろ同南郡山町に設置した上田氏の開票待機所に「祝当選御礼」の文字が張り出されると、応援に駆け付けた市民らから拍手が巻き起こった。その後、上田氏が会場に登場し万歳三唱。上田氏は「この選挙は自分たちの町に誇りを持って、自分たちで町を良くしていくことを原点とする『シビックプライド』をキーワードに取り組んできた。今一度、このまちづくりを皆さまと進めていきたいと思っている。決して一方的な力、仕掛け、発信で物事が進むのではなく、自分たちの町は自分たちで良くしていこうという思いと思いが共鳴した時に、何か新しい動きが生まれるのではないかと思っている」と話した。
 一方、落選した北門氏は集まった支持者を前に「長い時間を共に戦ってくださったことに感謝申し上げたい。正直非常に残念です。この郡山を一歩でも1ミリでも前に進めたかった。この思いを伝きることができす、私の力不足。しかしながら皆さんの思いは必ず伝わり、必ず郡山は変わると信じている」と、敗戦の弁を述べた。


〇得票数(選管確定)
当 上田  清 16157票
  北門 勇気 11832票

●写真 6選を果たし万歳する上田氏(中央)


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