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2020.10.25

【速報】葛城市長選 現職の阿古氏が7849票獲得して再選

  三つ巴の激戦になった、任期満了に伴う葛城市長選は25日投開票され、現職の阿古和彦氏(61)が7849票(得票率44・26%)を獲得して再選を決めた。投票率は前回の60・72%を下回る59・53%だった。市議から市長選へ出馬した2氏は現職の批判票を分かつ形になり、届かなかった。 三つ巴の激戦になった任期満了に伴う葛城市長選は、25日に投開票され、現職の阿古和彦氏(61)が7849票(得票率44・26%)を獲得して再選を決めた。投票率は前回の60・72%を下回る59・53%だった。市議から市長選へ出馬した2氏は現職の批判票を分かつ形になり、届かなかった。(得票数は市選管速報) 同市長選は新人で元市議会議長の藤井本浩氏(59)=無所属=、同じく新人の元市議会議長の吉村優子氏(67)=同=、現職で再選を目指す阿古和彦氏(61)=同=の3人が立候補する激戦に。市政の継続か刷新かが争点になった。 当選を決めた阿古氏は午後10時10分頃、同市竹内の選挙事務所に姿を現すと、会場から割れんばかりの拍手で迎えられた。その中を仲田正徳後援会長の音頭で万歳三唱して、勝利を祝った。 この後、壇上に立った阿古氏は目に涙を浮かべながら、「コロナ禍で大変な選挙を戦ってきたが、後援会と市民のおかげで勝利することができた。4年間、市民目線の政治を第一にがむしゃらに務めてきたことが、市民の一人ひとりが(勝利を)導いてくれた。この喜びを胸に、また4年間、精一杯務めたい」と述べた。 5499票で次点落選になった吉村氏は同市山田の選挙事務所で「残念な結果はわたしの不徳のいたすところ。しかし渡しに取っては本当に悔いのない選挙を戦わせてもらった」と敗戦の弁。集まった支持者ら一人一人の元へ足を運び、支援の感謝を述べた。 4387票で落選した藤井本氏は同市北花内の選挙事務所で「本当にたくさんの人にご支援いただいたのに残念な結果。混乱している市政というものを安定化させるということで立候補したが、わたしの不徳のいたすところで大変申し訳ない」と敗戦の弁を語った。



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