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2020.4.13

刀匠界に新風を 月山鍛冶の作風継ぐ貞伸さん

 幼少の頃から人間国宝の祖父・貞一さんや、県指定無形文化財の父・貞利さんの作刀風景を目にしていた桜井市茅原の「月山日本刀鍛錬道場」の貞伸さんは、自分が跡を継ぐという認識はあまり感じていなかった。しかし夢の一つとして「自分も刀鍛冶になりたい」という気持ちもあった。中高へと進学し、漠然としたものが決意に変わった―。刀身に流れる「綾杉肌」の月山鍛冶の作風を継ぐ者として貞伸さんは刀鍛冶の道へと進み、刀匠界に新風を起こそうと、鍛錬を続ける。



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