奈良県内の政治経済情報を深掘

2024.4.22掲載  コラム「而今」
 夜空に間もなく、北極星と同じ2等星の明るさを持った星が現れると、天体に興味を持つ人たちの間で話題になっている。約80年ごとに観測されるかんむり座Tの「新星爆発」による現象で、NASAが9月までに起こると予測を出しているのだ▼今だにほとんど解明されていない「未知の領域」は、深海と宇宙だそうだ。そんな中、ドローンをはじめ科学技術の進歩によって「空」は身近なものになった▼「空飛ぶクルマ」の運航が予定される大阪・関西万博開催まで1年を切った。しかし会場建設や、アクセス確保などを巡り今だ不安の声も聞かれる▼県内では大阪・関西万博に向け実行委員会を設置し、17日時点で県や市町村、民間企業など54団体が参加。万博会場でのイベント開催や県内への観光客誘致などを進めていくと意気込んでいる▼冒頭の2等星は1等星よりも暗い定義だ。それは地球との距離も関係している。住めば都。奈良は間違いなく1等星で輝いているが、それを同心円状の遠くの人たちにもわかってもらえなければ、1等星には見えない。(梅)
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