奈良県内の政治経済情報を深掘

2020.12.7掲載  コラム「而今」
新型コロナウイルス感染症拡大の影響でイベントの中止が相次ぐ中、県内各地では冬の恒例になっているイルミネーションイベントが実施され、LEDで装飾されたモニュメントなどが周囲を明るく照らしている▼一方で新型コロナウイルスについては、今だ感染者数の増減を比較する日々が続き、その先行きは暗いままになっている▼日本医師会は2日、「師走は正念場」と位置付けた上で「コロナに慣れないこと」「気を緩めないこと」と、あらためて感染予防の徹底を呼びかけた▼今年も残り1カ月を切ったが、昨年の今頃には想像もしなかったリモートでの結婚式や葬式などのサービスが登場。お盆の時期には墓参りの代行というものまで▼国の新型コロナウイルス支援としても「アベノマスク」や「Go Toキャンペーン」など、その良し悪しに関わらずさまざまなものが打ち出されてきた▼感染症対策と社会・経済活動の両立は非常に難しい状況にあるが、新たな年を迎えると共に、そろそろ目指す先を照らし出す明るい話題が欲しい。 (梅)
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