奈良県内の政治経済情報を深掘

2020.1.13掲載  コラム「而今」
 中身が見える。初売りでは、こんな福袋が当たり前のようになってきた。中身が見えてはなんとも味気のない話のような気もするが、こういったものが近年は人気を集めているようだ▼昨年の交通事故で療養中だった馬淵澄夫衆院議員=近畿比例=が、県1区で自ら出馬する意思を表明し、県2区、3区について、候補者を早い段階で擁立する考えがあることを語った▼早ければ東京五輪閉幕後の衆院解散をにらみ、野党は再編の動きを活発化させている。「野党再編」の言葉は既に何年も耳にしている。統一会派が一堂に介することが本当にあるとするなら、その数は180人にもなる▼これらのメンバーは旧民主党や旧民進党が大多数。選挙目的での合流か、理念や政策で合流するか。各党の代表の発言を聞くと、足並みをそろえるのは難しそうに見えるが…▼今後の野党勢力がどんな面々になるのか、福袋のよう中身がすべて見えたなら選びやすい。IR問題で揺れる与党もしかり。任期はまだあるが〝人気満了〟にはご注意を。(染)
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